VOICE
潤生園を選んだ理由や日々の仕事・生活について先輩に聞きました
安倍有輝さん
人財育成センター センター長
介護福祉士
よい介護施設の条件は
大学では福祉を学び、在学中いろいろな施設に実習に行かせていただきました。
ある施設では、指定された職場にいくと「実習生は今日はこっちだよ」と違う部署に引っ張られ、行った先でも指導を受けられなかった、ということがありました。
職場内のルールは年功序列で属人的、職員の効率や都合優先でご利用者の気持ちをないがしろにしているのでは、と感じるようなシーンも目にしました。
別の施設に実習にいくと、そこでは職員間の連携がしっかり行われ、情報共有がきめ細やかに行われていました。聞けば、研修が充実していて、介護技術の向上研修はスタッフ自ら計画して行なっているとのこと。
よい施設とそうでない施設の違いはなにか。
それはきちんとした評価制度と、教育制度の有無だ、ということに気づきました。そしていつか介護教育に関わる仕事に就きたい、という夢を持つようになりました。
卒業と同時に有料老人ホームを経営する企業に就職し、10年目に介護教員コースで学びを深めました。
しかし残念ながらその会社には人材育成の担当部署がなく、転職先を探す中出会ったのが、人材育成の専門部署をもち、介護教員コースの仲間が働いていた潤生園でした。
ケアする人とされる人の関係だけではない
潤生園で働きたいと思った理由は、自分が望んだ職場があったというだけではありません。
事業所見学をした日は、ある施設の開設2周年記念のお祝いでした。
そこで、所長さんが着ぐるみを着て場を盛り上げているのを目にしたのです。
みんなを楽しませたいと思っている所長、サポートするスタッフも利用者さんも大喜び。
ケアする人とされる人というだけの関係とは違う、利用者も職員もハッピーなケア。
そんな思いが生み出す居心地の良い一体感に、ちょっとした衝撃をうけました。
さらに所長が同い年と知り、自分も是非ここで働きたいと心が決まりました。
チャレンジを許し後押しする柔軟な組織のありかたは魅力的で、ここで感じた直感は正しかったと思います。
転職することで、通勤時間は長くなりました。遠い方の事業所ですと、片道2時間かかります。
最初は遠いなと思いましたが、あるとき自分だけの時間が確保できることに気づいたんです。家に帰れば家族が待っていますから。
まずは読書。これは仕事というよりは、好きな本を読む時間がまとめて取れます。
また、研修のプランを考えているときは、脳内であれこれ組み立てを考えたり、実施後の帰り道などは、一人反省会の時間にもなります。電車の中って、なぜかいいアイディアが浮かぶんです。
人材育成も時代に合わせてさらに変革を進めていきます
潤生園にはもともと「人材を育てる」という土壌があります。
法人の中では、僕たちの世代はまだまだ若手ですが、だからこそ人材教育も時代に合わせて進化させ、組織風土も変革して行く役目があると思っています。
現在は各職場の代表にも教育研修づくりに参加してもらい、さらに現場の声に応えて行ける内容へと進化させています。
新卒で入ってきた人の職場研修も、ツールの統一や整備などの面で支えていきたい。
潤生園を選んで入ってきた人が、求められる力を身につけ、さらに技術を伸ばしていける体制づくりを、多角的に進めていきたいと思います。